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MC:Multiphase Capital-複合資本


<以下は”21世紀のビジネスシナリオの改訂版です”>
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Multiphase Capital(MC)=複合資本について…

 Creamonic Life(CL)とは,経済の”場”が,複合資本によって成立することであるし, Creamonic Management(CM)とは,CLのなかで,複合資本をCREAMONYを駆使しながら増殖していく ことにほかならない。現在,経済資本については先鋭化がすすんでおり。組織形成な どの企業内のインフラ構築や,経済資本増殖のプロセス,そのための人材育成や評価 の体系などが高度化されてきている。 

このように企業経営は,経済資本の価値体系 によってすべからく,計測し,評価検証することが可能となっている。また,そうす べくOldパラダイムはうごいてきた。 21世紀に,CLという視点で,CM がなされるとき,その基盤になるMCについても,経済資本と同様な性格づけが 必要なのはいうまでもない。CREAMONYを具体的に促進するためには,MCに ついてさらに,言及しておく必要がある。MCについては,今後さらに学問的に 研究を深める必要がある。経済資本が一朝一夕にできたのではないのと同じように, CLや,CM,文化資本等については,それらを実践しつつも,平行してつ ねに研究していかなければならないからだ。

とりあえず,本書においては,現況の経 済資本の構造をベースとして,MCの構造を仮置きとして提示しておきたい。
 MCの詳述は,今後,CREAMONYの具体的展開や,そのための現企業の改革な どについてその方向性をあたえるものとなるはずである。 図29は,CREAMONYの基 盤となり,同時に,CREAMONYが形成していくMCの内部構造である。経済資本に ついていえることは,その計数や評価,目標などが,次の3点で語れるということで ある。

すなわち,経済資本では,「売上」,「利益」,「資産」という3つの柱に よって,経済資本そのものが把握され,経営活動の詳細な展開も,この3つの視点 からほとんどが発せられるといえるだろう。「売上」の概念のなかには,収入と支 出の概念が当然ふくまれるように,「売上」,「利益」,「資産」というのは抽象 的な大枠ぐみと考えるとよい。

これらは,換言すると,”代謝”,”革新”,”備蓄” といった概念に置きかえることもできる。卑近な例としていうならば,ある個人の 生活を測る尺度として,「お仕事は?」,「ご収入は?」,「お貯金と不動産は?」 というように経済資本の3柱をつかうということだ。経済資本という先鋭化された切 り口だけで,人や企業は測りえないことは,真実なのだが,現状,経済資本のみで 企業や人が認識されているということも事実なのである。 具体的にMC=複合資本の それぞれは次のように仮置きできる。

☆ 経済資本の3本柱は、「売上」,「利益」,「資産」 
☆ 文化資本の3本柱は,「文化空間開発量」,「文化資産開拓量」,「人員×力能量」
☆ 社会資本の3本柱は,「コーディネーション力量」,「社会システム創廃力量」,「人脈形成力量」
☆ 象徴資本の3本柱は,「情報発信度」,「自己実現度」,「象徴支持度」

 経済資本の3本柱については,私たちの生活に浸透しているので,それらが, 具体的に金銭的に計量可能であることや,金銭量の多寡によって目標の設定や, 結果の評価がなされることについては,ごく自然に実感として得心できるものである。

その他の,資本の柱については,ことばとして聞きなれないこともあるのと, それが概念であることから,即時にうけ入れられることはむづかしいといえるかも しれない。MC=複合資本の概念で重要なのは,経済経営にかわるCMでは,経済資 本を包含する,すくなくとも4つの資本による,複相的な構造によって,経営が計 量され,評価され,具体的目標設定がなされるということなのである。

さらにひら たくいうならば,現状の,経済資本によって計量され,評価され,目標設定なされ ている経済経営では,すでに限界が生じてきているということだ。そして,新しい 時代にむけて複合的な資本によって,”新しく語れる”CM=Creamonic Managementというものがが必 要となってきているということなのである。上述のMC=複合資本にもとづくCMは, 当然法律的な裏づけが必要となる。つまり,社会技術の一つの構成要素である, 法技術を,CREAMONYが調整していかなければならない。このことについては,企業 が社会的に働きかけるのと同時に,公的な取りくみがなされることが必要だ。

ある
意味で,企業運営と社会的な法律は表裏一体ですすむわけであり,法の整備なくし ては,単独の企業が孤立的に,MC=複合資本にもとづくCMをすすめることは不可 能であろう。ようするに,社会的制度が不備なまま,いきなりバランスシートや損 益計算書に,複合資本を計上することはできないのである。したがって,当面とる べき手段として重要なことは,個別の企業が,実際の企業経営において,MC=複合資本, CL,CMという視点をとりいれて,それにもとづく明確な指針や方策を 企業内の革新のために設定していくことである。経済経営にかわるCM=Creamonic Managementという 概念を,この時季に提案する動機をすこし説明しておきたい。

すでに,歴史が転換し, 21世紀はいままでとは様相のかなりことなる時代になることはのべた。新しい時代 にむけて,世の中の原動力となっている企業が変容していかなければならないこと はいうまでもない。企業変革のための方策をあきらかにしていくことは重要である。

しかし,さらに重要なことは,現状に鑑み,20世紀を名実ともに支えてきた企業群を, 消滅させることなくメタモルフォーゼ(変態:幼虫・サナギ・成虫への大変容) させることなのである。 現在周辺を見わたせば,著名な企業や優秀であった企業 がつぎつぎに倒産をしていく。いつのまにか,店をたたんでしまった小さな商店や, 工場を閉鎖した小企業も多い。冷厳な経済資本のルールに照らしあわせれば, 「近代」の後しまつ期である現在,これからもさらに多くの企業が,消滅し,打撃 をこうむり,大切なものをすてさらねばならないだろう。

こうした状況を手をこま
ねいて看過できないのが,経営者やビジネスマンの健全精神といえまいか。ところで, 話はかわるが,昆虫などがおこなうメタモルフォーゼ(変態)について紹介してお きたい。蝶々や蛾などの幼虫がサナギとなり,やがて成虫へとウ化していく過程を メタモルフォーゼというが,生物学の実験の結果大変興味ぶかいことがある。 サナギが成虫になる直前に,その体をメスで切り開いてみると,そこにはまだ成虫 の影も形もなく,切り口から,ただドロドロとした液体が流れでるそうだ。つまり, メタモルフォーゼの渦中では,将来の姿があらわれる寸前まで,それまで体を構成 してきたすべての構造が崩壊し,構成要素が新しい構造にむかって,再構成される のである。メタモルフォーゼの重要なところは,新しい全体が再構成されること, 旧構造を構成していたほとんどの要素があますところなく使われて,新しい構造に 活かされること,そして,メタモルフォーゼ前後の,表徴としての形態には,あお 虫と蝶々ほどの大きな差があることだ。

21世紀へむけて,あらゆる企業がメタモル
フォーゼしていくことが必要だ。結果として,現存する企業の有形無形の財産や, 人材はすべて活かされなければならないだろう。CREAMONYを軸としたCMの概 念提示によって,そのための具体的な指標設定と,メタモルフォーゼの手順をあき らかにしていきたいというのが,本書の思いなのである。前述のMC=複合資本において, 「文化空間開発量」や,「人員×力能量」,「自己実現度」などの項目は,すべて 計量および表記可能なものである。また,これらの量を最終的には,金銭価値に転 換できなければならない。現実論としては,現況の経済資本と同様に,MCも, CM総売上や,CM利益,CM資産という金銭的収支によって明確化 されることになるだろう。

CLやCMにおいて,特徴的なことは,経済資 本だけの切り口では企業経営が成立しない場合でも,複合資本の観点では企業経営 が成立するということである。 文化資本,社会資本,象徴資本を前提にした, Creamonic Managementでは,個々人の力能や空間開発を中心とした商品開発や,創造的であるこ とや,哲学的素養の有無などが大きくクローズアップされることになる。これらは, 現代の企業運営上も重要であるにはちがいないが,それがCMでは,明確に表 出し,計量,評価されるということなのである。ネガティブないいかたをするなら ば,現状の先鋭化された経済経営では,「売上」,「利益」,「資産」以外の切り 口は,閉塞されていたとしても,企業経営はなりたってきたのである。それがゆき づまりはじめている。CMでは,複合資本のすべての柱が,企業経営にとって 必要十分条件になると考えられる。なお,社会資本については,その所在は社会に あるが,ここでいうCMの社会資本とは,社会資本へ企業が関与した結果,創 出させることができた社会的資本への関与度を称している。



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