”慧”小論文


アナタの頭脳をサポートする…
(R)

Conceptual- Design- Laboratory

概念デザイン研究所の立体登録商標;「創造の生命場」
『概念デザイン研究所』は登録商標です。

by Yamaguchi Taikoh執筆者宛メール
(C)Copyright 1995-2001 all right reserved by Taikoh Yamaguchi
No download, No utilize please without asking!
 

2000年-4月6日…IT革命と”e-shift”…文責;Taikoh Yamaguchi@gainendesign.com

IT革命ということについて巷でかまびすしく話題に上っております。本当に革命的なことなのか、その本質とは一体何なのか、また IT革命を基盤にした”ニューエコノミー”は本物なのか…について、この時期の認識として大切なことですので、簡単に触れておきたいと思います。

IT革命とは何か…についてその本質を探り、21世紀への戦略課題を明確化する必要があるわけですが、1997年末ごろから急速に浮上してきたこの言葉について 「歴史のスパイラル進化」の観点で見てみましょう。(拙著;21世紀のビジネスシナリオ参照)

「歴史のスパイラル進化」とは、現在の環境総体の中から生み出される、いくつもの新しい考え方や新しいテクノロジーの集積によって、もうひとつ先のさらに新たな 次世代環境総体を現出させてしまうことを言います。すなわち、上図左のように、20世紀最終段階の現在、インターネット技術やパソコンの高度化などいわゆる IT=情報技術の総合的で圧倒的な進化によって、”まったく今までとは違う別の新しい世界観と実際の生活”がうみだされようとしているわけですが、その次世代を 構築するテクノロジー系の総合的飛躍がまさに「IT革命」に相当します。

歴史はほぼ間違いなく、こうしたスパイラル的な進化を経ながら積み重なってきているわけですが、IT革命は、巷間言われているように、農業革命、産業革命に 匹敵するかあるいはそれよりもさらに大きな飛躍を促すかという極めて重大な、「テクノロジーの進化による生活革命」と言えます。そして重要なことは 今次のIT革命には、それまでのハード中心のテクノロジー革命と比べ、圧倒的にソフト(不可視な部分)テクノロジーが強い影響力をもっていることと言えましょう。

さて、ミレニアム的に起こり、かつ我々が”そうであると認識できうる”今次のIT革命は、未曾有のネクスト・ステージを創造していくはずです。
はずですとしか言えないのは、現段階では革命真っ最中のできごとばかりであり、結果として次世代の総体を明確に認識できる状態には未だなっていないからです。

「歴史のスパイラル進化」という視点と、実際に日々驚きと感慨をもって経験している時代転換の諸事象を体で感じるとき、このIT革命なるものが新しい時代を 創造していくメガ・トリガーになることは明らかです。そして次世代のわれわれのステージが大きく広がっていくであろうという期待も大いに感じ取ることができます。
新しい生活ステージが生み出される、またIT革命に伴って進展したハード以外の価値創造の分野への認識が広まった、何よりも20世紀後半の閉塞感を突き破れそうな 予感を内在している…という点において、21世紀初頭に、IT革命による歴史の起動によって、20世紀とは一味もふた味も異なる別の経済枠組みが構築されると予測することが できましょう。

経済とは、そもそも「わたしたちの生活そのものの価値表現」であるからにほかなりません。
そう言う意味で、IT革命による新しい経済枠組みは回転し始めたとみるべきで、「シリコンバレー」「ニューエコノミー論」「ネット株」等々の、「新しい経済枠組み」 を表徴するキーワードは、”是”と判断すべきでしょう。
「ネットバブル」で代表される、一部のバブリーな行き過ぎは付帯的に日々表出してくると考えられますが、局所的なバブリー現象のみにとらわれて、「ネットはバブル」 である、IT革命は幻想であると判断を下してしまうことは、冷徹さを欠いた表層的経営論と言わざるを得ません。
IT革命でおきつつある現実は、「本物」であります。「本物」であると断定的に言えるのは、「実体的なテクノロジーのメガ・サポート」によって裏づけされている からなのです。人類は21世紀直前にテクノロジーの圧倒的な進化にサポートされて、「飛躍を果たした」のです。

ここでIT革命について、もう一度まとめておきたいと思います。IT革命とは…

◎1 生活・経営・技術等々の「場」全体が20世紀から21世紀へ転換する中で生じた、文化レベルの大事象で、IT革命自体がさらに時代の転換を促進する。
◎2 全ての既存企業が、IT革命を梃子に、変革・飛翔する。←必須要件、先手必勝を声高に言うことが重要です。
◎3 テクノロジーとしてのIT革命により、個人は”多元の目”を獲得し、圧倒的高レベルの個の情報リテラシーが既に実現された。
◎4 21世紀における、個レベルへの商品訴求はサービスが主体で、モノはその核に来る。
◎5 サービスの満足度を常態的に高めるものは、コンテンツそのものであり、それは生き物である。

IT革命を以上のように定義するとき、時代の大きな流れの中で、あらゆることが音を立てながら転換することは容易にイメージできます。
即ち、経営・研究開発・商品、ニュービジネスは、IT革命を認識した瞬間に、大変革します。そしてそれこそが、21世紀初頭の最大のビジネスチャンスでもあるのです。

最後にIT革命に適切に対応するためのキーワードを提案致します。次世代の経済活動を適切に行い、優れたビジネスを遂行することは、すなわち、良き生存戦略を 構築し体現することです。そのために最もふさわしい言葉を概念デザインしてみました。ご自由にお使いください。

結論 ⇒ 時代の潮流として、急激で、波瀾に富んだ変革が、ITの超進化を軸に起こっている。それが「IT革命」と呼ばれるものだ。
    「IT革命」は、社会的ルール・制度、商習慣、生活観・ライフスタイル、組織形態そして商品創造を大転換してしまうだけのメガパワーがある。
     電子・デジタルを核にした新しい時代への相変化を“e-Phase”への移行とすれば、個人も社会も、そして企業も抜本的で早急な“e-Phase”対応が必要となる。
    この”e-Phase”への確実で迅速なる対応の実践を”e-shift”と名づけたい。”e-shift”は全ての個人、全ての企業に今必須な生存戦略なのである。

e-shift for New Era!



参照項目…
IT革命とは;その技術としての本質について

概念デザイン研究所の論文集;慧

関連情報1…
21世紀シナリオ

関連情報2…
21世紀経済のデザイン-7-生命体のこころ
21世紀経済のデザイン-6-太陽系視座における地球経済
21世紀経済のデザイン-5-人材と可能性の生成化育
21世紀経済のデザイン-4-新しい企業会計基準
21世紀経済のデザイン-3-地球連邦サイバー銀行
21世紀経済のデザイン-2-宇宙の理に帰還
21世紀経済のデザイン-1-人間の生き様

  


keiheadtop