”慧”小論文


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1998年-10月15日…急告!デリバティブとヘッジファンドを封印せよ!…文責;山口泰幸

昨日申し上げたことが、もう本日現実化されつつあります!まずはこの記事をご覧ください。これは、10月14日付けの 読売新聞の夕刊です。

米大手ヘッジファンドのエリントンが風前の灯火です。その預かり資産額は約10億ドル=約1200億円、実際の 運用額はレバレッジ効果で、その数倍、約6000億円…これがヘッジファンドの倒産によって一気に焦げ付く 可能性があるわけです。まさに寝耳に水の超不良債権が一夜にして生み出されるわけです。
日本の有数な金融機関や製造業のいくつかは今ごろ青ざめているに違いありません。ヘッジファンドの倒産と 債権の焦げ付きはこのように地域核爆発のように瞬時に巨大に襲い掛かります。エリントンはまだ倒産したわけではありませんが、 時間の問題でしょう。おそらくこれに続くいくつかのヘッジファンドが連鎖的に倒産するでしょう。
ある意味で、土地バブルの後始末で不良債権を抱える日本の金融機関のていらくなどは、ヘッジファンドの 連鎖倒産に比べれば、赤子のようなものかもしれません。それは土地バブルはそれでも「見える対象」だからです。 ところがヘッジファンドの倒産とデリバティブはコンピューター社会が生み出した魔界の部分と超高速な 回転によって全く「見えない代物」です。それゆえに、デリバティブとヘッジファンドは超危険なのです。
ヘッジファンドとは皮肉な呼称ですね。もともと為替変動差損や金利変動差損を「回避=リスクヘッジ」する ためにアメリカで発明された金融商品であり、運用手法です。それが、今人智を遥かに超えて、増殖し やがて自壊の道へ突入しようとしています。
世界のデリバティブ取引残高は何と、98年予想で約50兆ドル=6000兆円です。これは世界の総生産額の 2〜3倍に相当する金額です。世界総生産は確実に富の産出に裏付けされていますが、デリバティブ取引残高 という巨額な金額はまさに富の増殖の裏づけの無い「虚無のお金」です。それが巨大な犬の尻尾が犬自体を 振りまわすというゆえんです。しかし、「虚無のお金」であろうとなかろうと、現行の金融システムや 金融ルールに則している以上、「倒産はかならずこげつきを生み」出します。そこがブラックホール的な 罠なのです。このことはもしかしたらそれを発明した人間にも認識不能なことだったのかもしれませんね。 ですが、既にヘッジファンドの倒産劇と超超超巨大な負債の存在はもう、”ごろん”と転がり始めました。
こんなものに”まともにつきあっていたら”、それこそ国の総生産約500兆円を全て吐き出しても こげつきの穴埋めには間に合わないかもしれません。アジア諸国などは国ごと丸ごと売りに出しても その負債を穴埋めできる負債額ではないのです。いよいよここにきて人類は資本主義経済が最終章に 生み出した魔物に翻弄されてしまのでしょうか。
そうはいきませんね。魔物は所詮魔物でしかありません。その幻影におびえながら、いそいそと言うがままに 「馬鹿まじめに」ルールを守るのではなく、さっさとそんな魔物は封じ込めてしまいましょう。
たとえば「レバレッジ規制」「ヘッジファンド倒産時の対策=要するにチャラにしてしまう」 「デリバティブ商品規制」「ヘッジファンドの取引総量規制」「ヘンジファンド査定」等々今からでも 色々手が打てるのではないでしょうか。既にグローバルギャンブルに変質してしまったデリバティブには やはり、そうは言っても「儲ける輩がいるわけでしょ」。しかも極めて少数に富が集中していくわけでしょ。 彼らのためにもそういう虚無の富は渡さないようにしてやりましょう。
日本の金融再生にもほぼ目鼻がついたことですので、早急に「デリバティブ封じ」と「ヘッジファンド封印」を 政府に手を打っていただきたいと思います。

  


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