《HITOMIプロジェクトの趣旨》
現下のわたしたちを取り巻く状況を一言で表せば、時代の大転換あるいは世の中の大建て替えなおしの時期であるといえるでしょう。
政治・経済の分野にとどまらず、生活・文化の諸相や価値観、さらには地球環境問題への意識なども大きく変化しつつあり、まさに新しい
時代に向けて諸分野が”新生”を果たそうとしている最中であると認識することができます。
こうした中、日本においても「地球環境」「循環型社会」「高齢化社会」「高度情報化社会」「エネルギー革新」などへの対応やその実現を
図るために、実際に乗り越えなければならない課題が山積しています。
また、昨年、今夏の異常天候による農作物への被害の甚大さは記憶に生々しいところで、野菜価格の高騰は家計を逼迫するだけではなく、
絶対量の不足から、まさに「食糧危機」を実感できる状況でもありました。
食糧とはとりもなおさず、わたしたちが生きていく上で必要不可欠な”エネルギー”そのものであり、それを産み出している産業は農業に
ほかなりません。「環境」「循環」「エネルギー」等の重要な切り口を持ちながら、時代の大転換期において、革新されるべき諸分野に根元
の所で最も大きく関わっているのが農業であると言えます。
現在の農業には、「農業人口の不足」「農業者の高齢化」という切迫した問題もあり、「食糧自給率の永続的な向上」や「美味しいものを
求める消費者の声」といった時代の潮流にそくした課題もあります。一方、農業分野は人間生活の根源的な部分に関与するだけに、ある
意味で”未着手の分野”であると同時に”課題の宝庫”でもあります。
わたくしたちは、そこに着眼し、大きなビジネスチャンスを読み取りました。
農業は古来より自然を相手にしながら、自然の力を引き出すことで自然の恵みとしての産物を産み出してきています。20世紀的な”機械
論的”世界観の中で、農業がベーシックな産業と位置付けられてきたゆえんがそこにありますが、逆に来るべき21世紀には、農業にこそ20
世紀的な”機械論”のみでは解決しえなかった諸問題を切り拓いて行く原初的な力と可能性が存在していると思われます。
次世代に向けて、法人化や大規模化が議論される”新しい農業”は、技術革新をベースとした研究・開発型産業でもあり、高度な情報化
産業でもあり、高付加価値商品を産み出す創造型産業でもあります。
また、地球環境浄化の一環として、地域における牛糞処理や水質汚染など焦眉の急となっている問題の解決に尽力することによって、
農産品の実りのみならず、自然環境の再生と真に豊穣で快適な生活空間を生み出すことができます。
わたしたちはこのような”新しい農業”へ果敢に挑戦し、食糧の創造を通しての「エネルギー革新」をトリガーにしながら、現下の諸問題の
解決の一翼を担うと同時に、ひとつの文化発信として○○から全国へ、日本からアジアへ、そして地球へとその成果を伝播させたいと願っ
ています。…そのために、”新しい農業”ビジネスを興したいと考えます。