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随筆集;「超古代巨石文化」


随筆集007;15/Jly 2000

チベットのピラミッド

Copyright(C) 2000 by Y. Fujita & Taizan



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チベットのピラミッドに関する私的心象を記述してみました。Y. Fujitaさんからのご質問がきっかけです。

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Fujita→

はじめまして。いつも素晴らしいご報告等をありがとうございます。
さて、ご存じだとは思いますが、7/3か7/4付の日経新聞で「ロシアの研究チーム がチベットカイラス山付近でピラミッド郡を発見」した記事が掲載されていまし た。
その記事によれば「その数100基以上で、最大のものはクフ王のピラミッド をも凌ぐ」ということでした。
後日同紙で「チベット自治区による否定的な見 解」がフォロー記事として出ていましたが、その後の経緯が不明なままです。
もしこれが事実であれば、世界史の常識を覆すことになり、巨石文明や文明の発達 史自体の再検討をアカデミズムの世界に迫ることになるでしょう(これほど興奮 する記事はそうあるもんじゃない!)
この件に関する新しい情報や詳細情報をもしご存じであれば、ぜひお教え願いた いのですが、、、

補足⇒ロシアチームは1999年8月頃発見したと伝えている。かなり風化した巨大神像や 文字が刻まれた巨石などもあったと言ってきている。中国側の見解は「あれは単なる山の見間違い」と一蹴している。 尚、「チベットのピラミッド群発見」の記事については検索エンジンにて「チベット ピラミッド」で複数アクセス可能です。

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Taizan→

チベットのピラミッドのニュースは久々にワクワクするものがありました。丁度カイラス山に関する巡礼かなんかの TV放映があり、山頂が雪で白く光るカイラス山を見ていたので、特に身近に感じました。今思えば、あのTV画像の中にも カイラス山とは別にピラミッド山のような山容が映っていたような記憶があります。やはり聖地にはピラミッド山が あるのかナア…などと考えていました。
今回のチベットのピラミッド群発見のニュースは半分真実で半分誤解(見間違いということではなく)があると思っています。
ただし、「真実の情報が”うっかり”流出してしまった!」ということで、各国のア カデミズムは一斉に否定に入り始めた!…という感じがします。もはやこの情報が新聞等で公然と出てくるチャンスは 極めて薄いのではないでしょうか。
カイラス山はTVや写真で見る限り、層状の地層が隆起しているみたいで(しかも水平に走っている)、 あの一体が階段状構造であって、中国の学者が「単なる山の見間違い…」というのも あながち偽りでもないでしょう。
個人的には、メキシコのやペルーのような明らかな人工積上げ構造の階段ピラミッド が100基もある…ということは”無い”と思います。 因みに、中南米のピラミッドは新し過ぎますが…。
あるとしたら、日本ピラミッドのように「山を加工してピラミッド状にしている」と 考えられ、これもピラミッドですので、そういう意味で中国の言う「あれは単なる山」という見 解は”誤解”だと思うわけです。
たしか、200m〜300m規模のピラミッドという話でしたので、これはテクノロジー的には 完全積上げ式を100基造るのは、少なくともここ一万年位の歴史の中で、人間が行うのは 不可能かと思います。たぶん日本ピラミッドのように数万年〜10万年くらい前の建造物 だと直観しています。勿論”今の人間”ではない誰かの高度技術においてですが…
巨大石像(ロシアチームはかなり崩壊していると言っている)や文字の存在は…ちょっと今のところ疑問です。
人間には「認識範疇外の事物が突然目の前に出現すると”見えない”」ことがあるそうです。むかし西欧の巨大な船が 太平洋かどこかの小島に漂着したとき、その島の原住民には”その船が見えなかった”そうです。つまり、原住民にとって 突然出現した巨大な物体は、日常の認識の範疇外であり、それを巨大船として見る(認識する)ことができなかった…ということです。
このような視点から考えると、もしチベットに100基以上のピラミッドが残存しているとすると、それは明らかな人工とみなしうる 階段状ピラミッドではなく、山でありながら階段状ピラミッドにも見える代物で、それをピラミッドであると認識して見ないと ピラミッドには見えないという、「古代の叡智が得意とする隠し絵構造」の中に埋没された”物件”ということになるのではないでしょうか。
そこに意図があるか否かはピラミッド群の関係性において判別ができるでしょう。行って確かめてみたいですね。空撮写真を分析してから現地で 対象を直接見れば関係性は比較的短時間で解明できるでしょう。
あるとしたら、隠し絵構造の自然の山を加工したピラミッド群があるのだと思います。それはかなりメタ言語的な表徴としての存在であるはずですので、 それにエジプトにあるような巨石神像や文字などが一緒に存在している…とはどうしても思えません。
もし巨石神像や文字のように明らかに日常の認識の範疇内の対象であるならば、いくらカイラスが聖地といえどもとっくに発見されているはずですよね。
そしてそれが発見されたときには、100基のピラミッド(山)は認識不能な対象であるはずですので、石像だけが壊されるか持ち去られるかするでしょう。

しかし、なんで1年も前の重要な発見が今出て来るんでしょうね!?!火星の水の存在も突然今出てきましたし…もしかしたら 火星のピラミッド群の発表の前哨戦かもしれませんね。^o^…そう言う意味ではチベットのピラミッド群のお話は展開性があって楽しいですね。

期待値としては…山なんだけど整然と並んでいるというような新しいピラミッド概念が 成立すると、一気に日本のピラミッドも認定されることになるかもしれません。
火星の水の存在が明らかになりつつある昨今ですが、時季的には”こういう未曾有の 真実”が次々に露呈してくる世紀末、否、ミレニアム末であると思います。

泰山 著

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