島根県八束郡八雲村熊野2451 TEL 0852ー54−0087
八重垣神社、神魂神社、武内神社を後にして、松江市街から風土記の丘を抜けて、
さらにひとしきり南下すると意宇川のほとりに荘厳な熊野大社がある。
もともとは現在の熊野大社は下宮で、上宮が天宮山にあったようだ。
天宮山の頂上には「スサノウノイワクラ」と呼ばれる磐座がある。
御祭神は長い名の伊邪那伎日真名子(いざなぎのひまなこ)加夫呂伎熊野大神(かぶろぎくまのおおかみ)櫛御気野命(くしみけぬのみこと)
で、この神様がスサノウノミコトと同一であるとされている。
神社というものにはそれぞれ波長のようなものが感じられ、居心地の良い感じや、近しい感じがする神社もあれば
畏怖を感じるような神社もある。あくまでも個人的な感性でいうのであるが、出雲の熊野大社は非常に
明るくて、というよりも華やかに近いくてしかも非常に居心地が良く、それは大神神社、大国魂神社、
真清田神社と同様な感覚なのである。
そういう意味で言うと、出雲の熊野大社の御祭神がスサノウであるということに
少なからぬ違和感がある。むしろニギハヤヒノミコトの存在を感じざるを得ない。熊野大社の歴史を詳細に検討したわけでもなく
あくまでも所感であるのでそのつもりでお聞きいただきたい。
スサノウは”神”であり、ニギハヤヒが”大神”であるということも言われている。同時に”櫛”はニギハヤヒに
拘わる尊称でもあるといわれることを考えれば、出雲の熊野大社の主祭神はスサノウの第5子であるニギハヤヒ
である可能性がたかいのではなかろうか。1989年の三輪山登拝を踏まえれば、熊野大社に呼ばれるということは
熊野がそういう系統であると直感的には得心している。
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因みに、1992年当時、松江から西へ数十Km、出雲へ向かう途中、スサノウを祀る須佐神社を目指したが、
途中の絶景;立久恵峡があまりに神秘的で美しく、そこで暫く時間を過ごしてしまい、結局、その先の
須佐神社にはあと10kmほどのところで引き返さざるを得なかった。
参詣;1992年初春 記;2006年秋 泰山