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『泰山の古代遺跡探訪記』Topページ
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加波山は筑波山と共に関東平野の中央に聳える希な霊峰である。

郷社加波山神社の拝殿。この他村社や摂社など多くの神社群が加波山中にはある。

加波山は709m。その9合目あたりから巨石や磐座が夥しく出現する。
これは頂上にある高さ約4〜5mの球体状の巨石が真ん中から割れたもの。
たつわれ山の太刀割り石とそっくりの割れ方だ。
基はおそらく完全球体に近い太陽石ではないかと想像してみた。
このように何か巨大な力で、恣意的に割られた巨石を多く見かける。
その様子は「破壊しつくされた」という感が強い。そうした状況に想いを馳せるべきだ。

加波山頂上の加波山神社本宮間近にある巨大岩盤の切り通し。

「三尊石」と呼ばれる神聖な磐座である。
このかたちは五葉山の日の出岩に酷似している。
三つの石柱が寄り添ってメンヒル状に立てられたこうした
神聖な磐座はヒラミツト探訪の肝である。
加波山の情報を提供してくれた鈴木正徳氏。
当日も雨の中を同行して頂いた。やはり山歩きは複数がいい。




頂上近くの一枚岩。

神社本殿横にあった縦横に割れた巨石。
割られ方から見れば方位石のようだ。
今まで見た方位石はきれいな直線で切られていたので
これが方位石であると断定するまでにはいかなかった。
直観的には方位石である。同型のものを探してみたい。
笠石状の巨石を頂いた「岩戸」。
勿論ほこらになっている。
岩戸はヒラミツトの中腹にあるのが普通だ。
これも少し頂上から下ったところにあった。

「岩戸」よりさらに下にあった祭壇石上の巨大岩盤。
少なくとも、周囲の石とは違って、使用されたような
滑らかな痕跡が漂う。

頂上付近の別の磐座。
大きさは3m×3m位ある。

これも人工的に割られた痕跡がある巨石。
その上に後代のほこらが祭られ祭祀場になっている。

別宮の横にあった巨石で、これも太陽石が割られたようになっていた。
大きさはご覧の通り。

別宮の奥社が磐座の上にのっかっている。

別の磐座。

頂上から少し降りた所にある宮司鈴木家(正徳氏とは別)
を祭る墓標と磐座の組み合わせ。
超古代、古代、中世そして近代が混沌と入り交じっているのだ。
勿論神社は古代から中世である。私たちは真眼で超古代の
できごとをイメージする必要がある。
今回のインパクトは、やはり「巨石は恣意的に巨大なちからで割られた」
という思いである。