六甲メガリスゾーン;越木岩神社

in Hyogo Pref / Rokkoh Megalith Zone/Koshikiiwa-Jinjya


Copyright(C) by Taizan 1996-2010
E-mail to Taizan
『泰山の古代遺跡探訪記』Topページ


泰山の古代遺跡探訪記
Presented by… クリックで---
プロデューサー;概念デザイン研究所へ---
コンセプチュアル・シンボル
”創造のピラミッド” Gainendesign-Labo.


暑い暑い六甲の夏。 六甲には何度も行きましたが、神戸、六甲というと真夏の暑さが頭をよぎります。

六甲が暑い理由ですか?それは甑(こしき)岩があるからなのです…。 甑(こしき)とは大きな円筒形の酒を作る蒸し器のことです。

兵庫県の六甲山系には巨石が群れをなして存在しています。その中でも特にユニークなのが ここで紹介する「甑岩」でしょう。六甲地域にはピラミッドであるとされる甲(かぶと)山もありますが、 やはり越木岩神社のご神体である「甑岩」が六甲メガリスゾーンの最重要物件です。 少なくとも私はそう見ています。越木岩神社は江戸時代に創建された比較的新しい神社で 甑岩を文字って越木岩神社と名づけたものでしょう。こういう当て字は本当に日本各地に多いですね。

真実を探究する旅人は、常に言葉の深意(真意)を考察する必要があります。 甑岩はその形態も円筒形の甑そのものなのですが、それにも増して、この甑岩が 酒づくりの蒸し器のように「熱い湯気」のようなものを吹き出していたという逸話が 非常に興味を引きます。第22集の苗木城跡のところでも、地に棲む龍の吐く息で いつも靄のようなものがかかっていたと、紹介しましたが、甑岩も岩の裂け目から 蒸気のようなものを吹き出していたと言われています。また、甑岩の表面には 不思議な裂け目があり、タイルを貼ったような形状のようにも見えます。

六甲メガリスゾーンには甑岩以外にも無数の巨石がありますが、それらの多くは 現在、神社やお寺、あるいは、かの六麓山荘の豪邸の敷地の中に密かに眠っています。 百万ドルの神戸の夜景を見下ろせる天狗岩や北山の巨石はすっかりとデートコースに 変貌しており、六甲山系が一大巨石文明圏であったことは今やすっかり忘れ去れています。

既報の吉備、宮島、白石などと関連付けて六甲メガリスゾーンを見つめれば、 神戸、六甲が一種独特の雰囲気を持っていることに気付きます。
六甲山系は私の目には、超古代の巨大テクノゾーンに映るのですが…。

Rokkoh area in Hyogo Pref. has a great Megalith zone. Kabuto(armor) mountain has been recognized as a Pyramid.
However, Koshiki Rock is far more unique and grave object for me. Koshiki means,in Japanese, a big cylindric steaming apparatus making Japanese Sake(alcoholic beverage).
Koshiki Rock is not only cylindric-shaped but also said to be once actualy hot with heat and steam. Rokkoh Megalith could be called an ancient super technology zone somehow, at least for me
1996 泰山記

2010 高精細画像に置換え+補足

越木岩神社を訪ねたのは1992年の初夏だった。その2年半後の1995年1月に阪神淡路大震災が起こり、甑岩よりさらに奥に鎮座していた ”北の座”が残念ながら崩れ落ちてしまったと聞いた。その後地元のご尽力でなんとか修復されたようであるが、大震災前の真の姿とは若干違うだろう。従って、これらの写真は原型を保っていた頃の磐座写真として重要であると思う。
大自然の力によってこうした貴重な巨石遺構が少しづつ変形や崩壊してゆくことは実に残念ではあるが、中には六甲の天狗岩のように大震災にもめげずに 原型を保持している巨石もある。巨石を探究しつつも、これらを直接・間接に保持してゆこうとする姿勢は我々には必要であるとつくづく思う。



六甲メガリスゾーンは阪急電鉄の駅4つ以上にまたがる広大なエリアである。 急峻な六甲の地形はこうした状況を人々の眼から遠ざけている。 右手のヘルメットのような小高い山がピラミッドと目される甲山だ。 左手には、カタカムナ文字の研究で著名な楢崎皐月が、仙人のような 平十字(ひらとうじ)に出会ったという金鳥山がある。 その懐には、隠れた巨石の殿堂である保久良(ほくら)神社が密かに佇んでいる。 保久良は火座(ほ・くら)の転化とも言われ、やはり「熱」に関わりがあるのだ。 熱き甑岩は六甲メガリスゾーンのほぼ中央に、越木岩神社のご神体として鎮座する。
"Hot" Koshiki Rock is located almost in the midst of Rokkoh Megalith zone. Kabuto mountain (as a Pyramid), Hokura shrine, Kincho mountain are also famous spot.



夙川(しゅくがわ)で阪急電鉄の支線に乗り換え、終点の甲陽園に行く。 そこから閑静な住宅街のだらだら坂を20分歩くと、やがて越木岩神社の杜が見えてくる。
after exchanging railway at Shukugawa, getting off at the terminal Koyoen.
About 20 minutes walking takes us to Koshiki-iwa shrine.



振り返ると…そこにはダラダラ坂にいささか閉口気味のメンバーが。



静まり返った住宅街の切れる所に、こじんまりと越木岩神社の鳥居が現れる。
The gate of Koshiki-iwa shrine is rather small at the end of residencial area.



越木岩神社の入り口にある御由緒書き。 伊邪那美・伊邪那岐の最初の子である 蛭子神がご祭神となっている。 ご神体は越木の元になっている甑岩である。
a message board about warship of this shrine.



越木岩神社拝殿へと続く参道。
the approach to the Koshiki-iwa shrine



越木岩神社拝殿。
Koshiki-iwa shrine



越木岩神社拝殿から甑岩へと向かう参道。
going up to the Koshiki-Rock from Koshiki-iwa shrine



拝殿の後方数十mのところにあるご神体の甑岩。 樹木で全体像はわかりにくくなっているが 高さ10m、周囲30mの巨大な磐座である。
Koshiki Rock as a sacred stone has 10m hight and 30m circumference length.



甑岩の由来書
a guidance of the Koshiki-Rock



拝殿側から登って見えてくる甑岩の正面ビュー。
the front most of Koshiki Rock



甑岩の正面をサイドからみたところ
the side view of Koshiki Rock



しめ縄が張られた甑岩の頭頂部。
the head point of Koshiki Rock with a sacred straw festoon



甑岩の上方部分
one part of Koshiki Rock



甑岩の底部。大きいので全体像が入りきらない。
the bottom part of Koshiki Rock



甑岩の不思議のひとつ。不自然な亀裂。 まるで上から押しつぶされたように、ひしゃげて割れている。
mysterious crack of Koshiki Rock. It seems to be compressed off with monstrous energy.



甑岩の割かれた部分の先端。
Koshiki Rock's part ;ripped edge



甑岩のもうひとつの不思議。 巨大な、タイル上に表面を覆う岩の皮。
another mystery. tile-like surface rock covering Koshiki Rock



甑岩後方にあった巨石の残骸。 この岩を石工が割ろうとした形跡が明白だ。 逸話によれば、甑岩を割ろうと石工がのみを 入れたら、そこから白い煙が噴出したという。 こういう形跡は要着目で、昔石を割ろうとして 割ることができずに放置した巨石は多い。 飛鳥の酒船石は残念ながら割られているが…。
a big rock beyond Koshiki Rock having trace to be cut off but not.



甑岩のさらに後方に北の座(きたのくら)と呼ばれる聖域がある
another sacred spot beyond Koshiki Rock named Kitanokura Kitanokura means Nothern God Sitting Place.



北の座(きたのくら)の入り口
the front gate of the sacred Kitanokura-rocks



北の座の主神である”男根岩”。
most important sacred rock at Kitanokura "Man's Rock"



北の座”男根岩”の裏側 ”男根岩=陽石”の側には”女陰石”もある
the back side of "Man's Rock" beside this rock there is "Women's Rock"



北の座付近のほかの巨石
other rocks near Kitanokura



同上。
also



同上。
also



これは残念ながら割られてしまった巨石の部分。 日本の超古代遺跡は幸いにも社寺の聖域として 護られていることが多い。それは探訪家にとっては 障壁ではあるのだが、こういう巨石の無残な姿に 接すると、やはりそうして聖域化されている 方がいいとつくづく思うのである。因みに ご神体である甑岩には登ることはできない。
This rock seems to be ripped before. Sacred Rocks and Places should be protected by such shrines and temples as their sacred area.


『泰山の古代遺跡探訪記』topへ