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雨の位山と円空仏

in Hida-Takayama region. / rainy Mt. Kurai and Statue of Enku


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私が古代遺跡や神社を訪ねるときは殆ど晴天に恵まれます。 光が燦燦と降る中を古代の息吹に触れながら歩くというのが常なのです。 珍しく位山は雨でした。

雨もまた良いものです。 大石が雨に濡れて別の輝きを現します。 山から水がしとどなく流れ出て無数の小さな小川も出現します。 位山を中心とした飛騨高山ゾーンは神秘に包まれた素晴らしいところです。 数多くの遺跡や逸話が残され、これだけ話題の詰まった所も珍しいのではないでしょうか。

位山はその名前が示すように、太古この地で 天皇が位を授かったと言われています。 天皇の系譜といっても上古、神代に溯る大変古い時代の言い伝えです。 因みに、飛騨(ヒダ)は日球(ヒダマ)の転化とも言われ 昔、ここに太陽を祭る日球国があったという意味だそうです。 天皇が位を受ける、真正構造体としての日本のピラミッドは 天と地の霊的なエネルギーの交換の場であった…と考えると 私たちの生きている世界観の広がりと共にロマンも膨らみますね。

この特集では、位山とその周辺に存在するものもご紹介します。 古代遺跡ファンには全て訪れて頂きたいところです。 雨の位山と円空仏に思いを馳せながら、 そのときの情感をクラシック音楽に乗せて表現してみました。

1996泰山記

2010 高精細画像に置換え+補足



名古屋から高山本線で岐阜、高山へ向かう。途中の乗り継ぎ駅にて。



位山入り口の美しいメンヒル。 雨に濡れて、緑がかった渋い色になっていた。 古代遺跡の巨石に特有の情感と佇まいがある。 位山のこの巨石を直接見れば、巨石らしさがよくわかる。 私が見てきた中では秀逸の古代巨石である。



頂上が雨に煙って見えないが、なだらかなピラミッド。 ここは既に開発が入っており、 スキー場になっている。 遺跡が手付かずで残されていることに とりあえず、感謝をしたい。 頂上はすぐそこにあるように思えるが かなりの行程である。



中腹の巨石の側で一休み。 この山の傾斜が分かると思う。 スキーのリフトの真下に重要な巨石がある。 位山はかなり小粒の石で積み上げられているような山だ。 そうした中に異様に大きい巨石が置かれている。 その関係で山全体がスポンジ構造のように >なっており、降った雨が直ぐにじわじわと そこかしこから滲み出し、小さな小川が 幾筋も出来上がる。



これが位山の圧巻、祭壇石だ。 山全体の石の種類とは違って おそらく花崗岩でできた人工的構造物。 岩の種類は先ほどのメンヒルと同じだ。 約6畳位の広さがある。 最近沖縄近海で発見された 海中構造物に形状が似ているようだ。 ピラミッド山には必ずこうした祭壇石が 山の中腹にある。



祭壇石の人工的な切削面。 少なくとも目視では直角に削られていた。 現地に行けばその不思議さが実感できる。 人工的な加工はさておいても なぜ、それが忽然とそこにあるのかということを。



写真には撮れなかったが、 頂上付近にある天の岩戸のイメージ。 右手の看板が人の背丈ほどだ。 位山はいまだに「明るい」エネルギーが ほとばしりでているようだ。 下山後体中が心地よくなった。 健康的にもこの山には訪れて欲しい。



飛騨一之宮の水無(みなし)神社の鳥居。



御神木の大杉。



飛騨一之宮の水無(みなし)神社 この神社の末社摂社には 日本の神々が殆ど祭られている。 水無は皆主とも解される。 総社としての水無神社は 位山をご神体山として位置づけている。



水無神社境内にある 伝説のご神木。 これを伐採しようとしたところ 一夜にして捻じ曲がった と言われている。



飛騨神秘ゾーンの中心にある日輪神社。 飛騨の山奥になりは小ぶりながら”君臨している”。 この日輪神社を中心に文字通り日輪の放射のごとく 飛騨神秘ゾーンの各種遺跡が配置されている。 「位」、「日輪」とは流石な命名だ。 尚、参考に天皇家のご紋章は「菊型ご紋」であり 「菊のご紋」ではない。
葦嶽山ピラミッド発見者の酒井勝軍は 「菊型ご紋」を日輪の放射紋であるとしている。 16方位に放射する日輪紋章は実は世界各地にある。



日輪神社の拝殿とその奥の本殿。 質素ながら「息づいている」神社であった。 地元ではかなり荘厳な祭りをするらしい。 社殿の脇に回転灯があり、人が来ると回るらしい。 我々が参拝を終わって帰るときに パトカーが現れたことには本当に驚いた。 日本に散在する神社や陵墓の中には 思わぬ警備に出くわす事がある。 本当に不思議な国だ。 それはそれで結構だが。



拝殿後ろの本殿部。日輪神社は小山の斜面に建っている。



本殿裏手にあった巨石。 日輪神社の裏山はさらに小高くなっており おそらくこの裏手にはまだまだ 巨石が眠って居るように思われる。



日輪神社から見える高屋山ピラミッド。 高屋山は葦嶽山の山容に似たピラミッドである。 今回は時間がなく登頂できなかったが ピラミッドに典型な巨石があると言われている。



日輪神社側から国道158号線沿いにある入り口の鳥居を見たところ。



飛騨には不思議な人がいる。 福来友吉博士もその一人である。 明治期に日本で初の 念写実験をした人だ。 その人の記念館がある。



福来記念館の中には博士が行った実験や 博士の宇宙観に関する資料がある。



福来記念館の資料に見入るメンバー。



『福来友吉先生之碑』



飛騨高山の神秘ゾーンで忘れてならないのが 円空で有名な千光寺。



千光寺境内にあった球体。 古代遺跡ではないが この大きさの完全球体は 非常に珍しい。



千光寺内部;読経部屋。御本尊は千手観音菩薩。



千光寺内部;天井部の龍の絵。



千光寺内部;囲炉裏の間。



円空仏展示館。



円空作の両面宿難(リョウメンスクナ) 頭の全面と後面に顔があった 異形の神の伝説に基づく。 神武天皇が位山を訪れたときに 怪異の神が飛来したと言われている。


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