安芸の宮島と弥山
プレミアム・バージョン2010

in Hiroshima Pref. / Miyajima Ile. & sacred Mt. Misen

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泰山の古代遺跡探訪記
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コンセプチュアル・シンボル
”創造のピラミッド” Gainendesign-Labo.



日本三景のひとつである安芸の宮島と言えば、何といっても壮麗な厳島神社を思いだします。 宮島=海中に聳え立つ赤い大鳥居というイメージを日本人ならだれしもが抱きます。 推古天皇の御代に創建され、平清盛公に篤く崇敬された古社、厳島神社。 その厳島神社の社殿は、実は拝殿しかありません。

瀬戸内に浮かぶ宮島の最高峰弥山(みせん)こそがこの厳島神社の本殿に当たる、ご神体山です。 弥山はその構造、方位、西方に連座する拝殿山(とみられる)、この上ない清浄さから ピラミッドであることは間違いありません。弥山はいにしえ人の尊崇の的であったことでしょう。 瀬戸内、広島、吉備地方一帯は美しい山々や巨石が多く存在します。

弥山の北東を辿れば、そこにはかの葦嶽山ピラミッドが配置されています。 宮島全域は長い間、厳島神社の禁足地として入山することが許されていませんでした。 このように、日本のピラミッドは神社の聖域として「守られている」ことが多いのです。

1996泰山記

2010 高精細画像に置換え+補足



宮島口をフェリーで出港し、廿日市市側を振り返って見た風景。569mの経小屋山が見えるが、この山も巨石の宝庫である。



広島側の宮島口から連絡船に乗ると、まず目に飛び込んで来るのは宮島の山域だ。



荘厳な厳島神社の背後に聳えるのが、弥山。神社とともに私たちはこの聖山に着目したい。



海中の大鳥居の背後にある鋭利な山容が弥山である。



宮島の船着き場からすぐのところに、このような大岩がある。 長年の感で、この島が巨石信仰に関わりのあることがぴんと来る。



日本三景安芸の宮島を代表する海中大鳥居。高さ約16mもある。



宮島側から広島側を見る。 海中の赤い大鳥居に目を奪われるのが常であるが、背景の山域も必見である。 この対岸の山は未登頂であるが、中国山系と宮島の弥山は一連で考える必要がありそうだ。 瀬戸内がまだ陸であった頃をしのべば、 この周辺にピラミッド山系が連座していたであろう 壮大なパノラマが展開する。



雅楽;蘭陵王(らんりょうおう)が舞われることで有名な海にせり出た舞台。欄干でぐるりと囲われたところが高舞台。 その前に広く海上に出ているのが、平舞台。



重要文化財指定になっている海上の能舞台。



厳島神社境内にある龍神の池。



厳島神社後方の紅葉谷公園を抜けて、弥山へと向かうロープウエーに乗る。海上に浮かぶのは海軍兵学校があった江田島。



紅葉谷ロープウエーの終点。 そこから獅子岩展望台へ向かうルート上の巨石群



獅子岩展望台付近の巨石。



獅子岩近傍にある晶洞群。



獅子岩展望台から瀬戸内海を見下ろす。



獅子岩展望台は紅葉谷からロープウエーで上がったすぐのところにある巨石スポット。ここで風光明媚な瀬戸内の海を眺めてから弥山山頂を目指す。



超巨大な一枚岩の獅子岩から瀬戸内を望む。 ピラミッドと呼ばれる山には、 獅子、鷹、烏帽子、神楽、笠、玉などが冠された巨石がよくある。



獅子岩から宮島の東北方向に延びる稜線状にも巨石群が見られる。



獅子岩を後にして、少し道を戻り弥山山頂を目指す。途中樹木の中に現れる鏡石と思しき巨石。



弥山参道沿いにある玉石。



晶洞(ショウドウ);弥山山頂付近にあった白色の花崗岩。説明看板にある”晶洞”とは花崗岩体の中に生じる空洞のこと。獅子岩付近にもある。



鬼を祀った珍しいお堂である三鬼堂とその前に置かれた巨石。像を見れば役小角だと分かる。三鬼とは役小角と彼に仕えた前鬼、後鬼を指しているようだ。裏返った旗には『三鬼大権現』とある。



上の写真の手前にある別の巨石。



三鬼堂からさらに登って行くと出てくる巨石群。



同上。



文殊堂前には大きな二つの巨石が石門を形成して坐している。



文殊堂横の大岩。本当に大きい。御堂よりもはるかに大きな巨石をいくつかの石の石組みで支えている。



くぐり岩;筑波山の弁慶の七戻り岩などと酷似した構造のトンネル状巨石石組



形状的には笠石、構造的にはドルメンである。 瀬戸内の白石島にある弘法大師の 大師堂を覆う巨大笠石とそっくりである。弥山参道沿いの重要な天の岩戸構造はココになる。



毘沙門堂(跡)を覆う巨石はドルメン構造である。切り口置き方は明らかに人工。



弥山登頂途中にある巨石の洞門。 筑波山の「弁慶の七戻り」とほぼ同じ構造である。



同じ巨石の洞門を過ぎて振り返ったところ。見事な石組みなのである。



弥山頂上に到るルートにあった、巨石のオーバーハング。下の二つの石と微妙な隙間を形成している。



弥山の西方に連座する拝殿山(とみなしうる)。 この山の頂上は何百畳敷きかとおもえるような一枚岩がある。



上の拡大写真がこの、駒ヶ林(こまがばやし);弥山山頂から見た西側の秀麗な山が駒ヶ林である。真ん中の白いものが巨大な一枚岩。これでもわかるように、宮島は全山花崗岩からなる岩石山なのである。



弥山頂上はやや広めの舞台になっている。 そこには巨大なストーンサークルがある。



弥山山頂は比較的広い広場となっている。そこに複数の巨石の石組みや列石が存在する。宮島の中でも最重要ポイントである。



ゆったりした瀬戸内海に浮かぶ江田島。 この白い岩は兵学校の若者の声を聞いた事だろう。 広島の原爆のせん光も記憶しているに違いない。



弥山山頂からの帰路に撮影した獅子岩方面の巨石群。



帰路にもういちど獅子岩付近の岩盤を撮影しておいた。宮島は花崗岩の島。



ふたたび獅子岩から紅葉谷に向かってロープウエーで下る。紅葉谷は必見の美しい場所でもある。


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