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荘厳の三輪山参詣

in Nara Pref. / magnificent Mt. Miwa

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2006年版大神神社、三輪山特集はここです。



奈良県桜井市に鎮座する大神(おおみわ)神社のご神体、すなわち本殿は 神社の背後に秀麗に聳える三輪山そのものです。 宮島の厳島神社と同じように大神神社の社殿は拝殿のみとなっています。 三輪山は比較的すそ野が広いゆるやかな神奈備型の山で、 丁度、笠を伏せたような円錐形をしています。

三輪山をご神体とする大神神社は大和の国一の宮と呼ばれ 古くから人々の尊崇の的となっています。 三輪山は全域に渡り禁足地であり、今でも日本の中で最も厳しい 入山条件のある聖域です。

この特集では私のイメージスケッチが中心となっていますが それは、この山が全域写真撮影禁止、手荷物を持っての入山禁止地区 となっているためです。伊勢神宮の警護よりもはるかに緊迫した 精神的な警護によって三輪山は祭られているということになります。

大神神社に隣接する狭井(さい)神社の社務所に全ての持ち物を預けて入山します。 しかも、往復約2時間かかる行程を2時間の期限付きで戻ってこなければ なりません。つまり山頂への参道から外れて道草をすることも、 山頂で一服する事すらできないタイトな登頂になります。

山頂には本殿かと見まごう別神の社殿があり、奥の院を見逃す人も いるかもしれません。案内板など一切無い山頂の奥の森に 不思議な気配を感じ、誘われるように行った先についに ご神体と思しき巨石を発見しました。その時の畏怖に近い戦慄と 感動は今でも忘れる事ができません。

他のピラミッド山に登ったときも1週間くらいその生々しい記憶が 残りますが、三輪山のそれは3年くらい続きました。 次回登るときもやはり緊張を強いられるのではないかとおもいます。 三輪山の印象を一言で言えば、「重き青緑」でしょうか。…



大神神社の大鳥居。既にこの地点から「重い空気」が感じられる。 大鳥居から数分歩いたところが社殿である。



拝殿の背後の森のその奥に鎮座するのがご神体山の三輪山である。



ご祭神は大物主大神、大巳貴神、少彦名神である。 因みに大巳貴神とは大国主の別名である。 この名前は全国各地で見られるのでご記憶されたい。 大物主については諸説あるが、ニギハヤヒノミコト であるとする説が有力であろう。 言うまでもなく、三輪山をピラミッドであると見なせば、 三輪山の巨石群はニギハヤヒノミコトをさらに溯る事になるが…。



拝殿のみとは言え、格式の高い社殿である。 大神神社はお酒の神様としても知られ、
日本酒が奉納されていた。 ここから先は写真撮影禁止となる。 イメージスケッチでその鮮烈な思い出を表現してみた。



三輪山は濃い青緑の山である。その色は山から流れてくる霊気のようでもある。 笠を地に伏せたような山容は全国各地にも見られ、 笠置山、笠〜山、〜笠山などと呼ばれる山にはピラミッド形態が認めれるはずである。 因みに形態は違うが、茶臼山、茶筒山などもピラミッドや巨石に関係があると考えられる。



細い参道を約1時間10分かけて登る。その時の印象だ。 山中に巨石が夥しく隠されている事がひしひしと感覚的に伝わってくる。 常に前面と側面から「監視されているような」気配を感じた。 昼光を受けて明るいはずの山中が何故だか紫に感じられた。 ただ、陰うつなものではなく、ひたすら重い緊張の空気なのだ。



山頂の社殿のさらにその奥にひっそりと隠されるように あるのがご神体石群である。 森の一隅にこれを発見したときの戦慄と感動は 筆舌に尽くし難いものがある。



ご神体石の原形はおそらく太陽石のように球体であったようだ。 その上部が異形に分断されて、丁度蓋が開いたように 下部の巨石に載っている。 三輪山全域にはまだ未知の巨石群が沢山あるように感じられた。 ただ、人為的な写真撮影禁止ということだけでなく、 この聖域の写真撮影と現地調査はなぜかしたくない気分になった ことは事実である。


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