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名草巨石群2

in Tochigi Pref. /Nakusa Megalith 2


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名草巨石群1に続いて第二部をお届けします。 第二部の構成は、「厳島神社奥の院への参道」「奥の院」「厳島神社表参道」です。 今回も写真いっぱ〜いです。

1999泰山記

2010 高精細画像に置換え+補足


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名草巨石群1はこちらから



厳島神社の本殿。複数の巨石の上に鎮座している。神社は普通の大きさだから、巨石群の大きさが おのずとわかると思う。おそらくは本殿下部にはさらに重要な糸口か痕跡があるのではないかと推察するが 本殿下の巨石の中には入るすべも無い。 午後四時の厳島神社には既に人影も無く、せみ時雨の中で、一人あらためて巨石遺構の重みを感じていた。



御供石の頂上部にある笠石。



「胎内くぐり」の入り口にある鋭利な切り口の巨石。 それにしても一方でこうした鋭利な切り口が存在し、一方で美しいくらいに丸い表面が 同じ場所の巨石に有ること自体が”人工的”な意図を感じさせるに十分なのである。



神橋を渡り「御供石」を下方に覗き込むと、そこは天岩戸風の空間となっており、「胎内くぐり」 と称されている。巨石の奥に小さく白く見えているのが、たまたまそこをくぐっていた小さな 女の子の足である。その大きさと高さがわかると思う。 名草巨石群全体は大阪府交野市にある「磐船神社の磐座巡り」を彷彿させる。 特にこの胎内くぐり=天の岩戸の巨石配置や構造は磐船神社のご神体にそっくりである。 上の入り口の鋭利な切り口の巨石と比べて欲しい。「胎内くぐり」内部はすべて ラウンドした面の巨石群で形成されており、巨石遺構につきものの「支持用の小さめな巨石」も 存在している。そして「胎内くぐり」の意味を演出する人間が通る空隙のありかたが まさしく”天の岩戸”なのだ。 入り口から内奥を撮影した写真。



その白い石を真下から撮影したもの。フラッシュをたいたせいもあるが、真っ白な石で 花崗岩というよりも大理石のような感じなのである。大きさ直径約2mほどのその丸い巨石が 内奥空間の暗闇の中でボーッと白く光っているのだ。私はこの石を見た瞬間に、 この胎内くぐりが自然のものではなく、何らかの意思が演出したものであると感得したのである。



内奥から入り口を振り返って撮影した写真。 外の杉木立から内奥空間の大きさや形状がわかると思う。 右上方の白味がかった丸い石が重要である。



胎内くぐりの出口付近から先ほどの神橋を見上げたところ。



お供石の表面。



「御供石」の背後に回ったときに出会った可憐な白い花。灯篭と、巨石の間で美しく咲いていた。



御供石上方から下を見下ろしたところ。



御供石から厳島神社へ向かう木橋。



奥の院の磐座に設けられた石の祠。



神橋を渡りきり、本殿裏にまわりこむ。そこからさきほどの「御供石」と「笠石」を眺めると 平坦部分にちょこんと「笠石」だけが見えるのだ。



御船石



弁慶の割石から少し上がったところにあった石柱。これはおそらくメンヒルのような長細い石柱が 根元で割られたものと考えられる。人間業の切り口には少なからずノミの形跡が残るが、 この石柱にもかすかにでこぼこのノミの跡が見られたので、ほぼ後世の人工加工に違い有るまい。 このメンヒルは凄く重要であったような気がする。こういうことはしてほしくないものである。



これが名草巨石群中最重要ポイントの奥の院の磐座である。 この磐座遺構は奈良県の大神神社の三輪山頂上にある奥津磐座を彷彿とさせる。 しぶくて良い巨石なのだ。それにいまでも息づいているのがわかる。



山道沿いの森の中には比較的大きな岩が転がっている。 この石は花崗岩だと思われる。



お供石の背後に鎮座する厳島神社の横からさらに山道が小川に沿って上に伸びている。 その山道を少し登った所に合った二つの丸い石。



巨石の上に育った杉の木。



六畳間位の大きな平たい巨石の上に根を張った杉。 この巨石は割られている。…石工のノミ跡はない。



人工的に積み上げられたと考えられる底が平坦な笠石。 先ほどの山道沿いの丸い巨石とこうした鋭利で極めて平滑な面を持つ巨石が混在しているのが ひとつの”人為あるいは神意”の表出ではないか。



かなり樹齢のいった杉と根元の巨石。 森が育っていなかったころを想像すると、おびただしい巨石が露出していたようだ。



磐座に張り付くように育った高齢の樹木。



笠石(一応そう呼んでおく)を横から見たもの。


名草巨石群1はこちらから

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