彦島シリーズ002;25/Jan. 2000

彦島ピラミッドの巨石

Copyright(C) 2000 by Taizan(Taikoh Yamaguchi) @ Conceptual Design Laboratory



泰山の古代遺跡探訪記
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コンセプチュアル・シンボル
”創造のピラミッド” Gainendesign-Labo.


山口県下関市彦島でINTERNET彦島をハンドリングされている中西貴之さんが
地主さんや仲間と一緒に彦島ピラミッド;弟子待山の巨石群を1999年暮に調査され、貴重な写真が届きました。
その中からいくつか重要なものについて私なりのコメントを述べてみたいと思います。
尚、中西さんのホームページ上で彦島ピラミッドと巨石の写真が見られます。
彦島ピラミッド調査報告と写真集はこちらです。



Copyright(C)1999 by Takayuki Nakanishi
写真提供;INTERNET彦島・中西貴之さん

中西さんらが山頂近くの南側で給水塔の上から南方向を遠望した写真だ。
この写真が欲しかった!北九州の山々、足立山が明瞭に見える。
東南方向のピラミッド型山の美しい姿は印象的である。正面の足立山頂上にも磐座がある。
彦島南端の小高い山が妙に気になる。”海軍山”(現;彦島南公園)というのだそうだ。
給水塔が「八畳岩」のような巨石ならば、言うことはないのだが…
こういう風景が得られること自体が大切なこと…と、いつも思う。



Copyright(C)1999 by Takayuki Nakanishi…right…Copyright(C)1998 by Taizan
写真提供;INTERNET彦島・中西貴之さん…右側;近江富士三上山頂上の磐座

改めて確認された(以前から存在は知られていた)彦島ピラミッド頂上の磐座
彦島ピラミッドにおいては”最重要物件”である。因みに右側の写真は近江富士といわれる
三上山に登ったときに撮影した頂上の磐座である。それは、彦島ピラミッドの磐座を見たときに
即座に三上山の磐座が脳裏をよぎったからだ。岩質は違う様だが大きさ、形状、存在感は非常に近い。
彦島ピラミッド頂上付近の樹木を除去すれば、この磐座からすばらしい眺望が得られるはずだ。
中西さんの話では、磐座の下部には直角に近い部分があったとのこと。



Copyright(C)1999 by Takayuki Nakanishi…right…Copyright(C)1998 by Taizan
写真提供;INTERNET彦島・中西貴之さん…右側;丹後真名井神社の磐座と樹

頂上の磐座のすぐ側に在る「御神木」とその下部のカマボコ状の盛り上がり。
右側の写真は丹後一宮の籠神社の奥宮;真名井神社の御神体から螺旋状に生える樹木。
まったくうりふたつである。真名井神社の磐座では霊感の強い人は眩暈を感じるくらい
磐座と樹木からエネルギーを感じるという。おそらく、彦島ピラミッドのこの「御神木」の
下からは漲るようなパワーが出ているのではないかと想像される。特にこの樹は凄い!
是非名前をつけて、保護しておいて欲しいものだ。カマボコ状の盛り上がり部には小さな
穴のような構造もあったように聞いている。いずれにしても頂上付近一体は重要な構造であると思われる。





頂上の磐座から少し下りたところにあるという丸い石。
これも上の写真と同様に周囲の樹木を”螺旋状に成長”させている。
これら3つの写真の樹木の螺旋状の生え方は要着目である。








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写真提供;INTERNET彦島・中西貴之さん




文様のような形状が見られたという巨石。








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写真提供;INTERNET彦島・中西貴之さん




中央にくっきりと”線刻”がある巨石。








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写真提供;INTERNET彦島・中西貴之さん




頂上東側で確認された階段状構造。
写真ではかなり古そうな石積である。
この構造が頂上周囲に四方確認されれば、「階段状構造」のピラミッド
となる可能性がある。彦島シリーズ第1集で言及した北九州地区の
彦島関連の山の中で皿倉山(権現山)があるが、皿倉山頂上付近は
戦前列石構造があったとの記録があるので、彦島のそれも階段状の
列石構造(北九州には神籠石;こうご石が多くある)の可能性がある。
是非とも今後のさらなる調査を期待したい。

Copyright(C)1999 by Takayuki Nakanishi
写真提供;INTERNET彦島・中西貴之さん




ほぼ正方形の形に置かれた”段積み石”のセット。
これは初めて見た。2段重ねの巨石というのはちょくちょく
見かけるが、それがセットになって別の形状を構成しているのは珍しい。






Copyright(C)1999 by Takayuki Nakanishi
写真提供;INTERNET彦島・中西貴之さん




その一つがこれだ。
中西さんのお話では、岩質は同じようだが、
明らかに別々の石を重ねたようだったとのこと。






Copyright(C)1999 by Takayuki Nakanishi
写真提供;INTERNET彦島・中西貴之さん

中西さん、メンバーの方、地主さん、お疲れ様でした。第1回彦島ピラミッド調査は
大成功だったのでは無いでしょうか。彦島ピラミッドはやはり北九州や中国地方の
ピラミッド群と強く関連性を持っていると言えそうですね。そしてペトログラフの
ある杉田丘陵とペトログラフ岩も大きくはこの図式の中に深く関係しているのではないか
と思います。彦島のホームページの掲示板にペトログラフから見た彦島ピラミッドの方向が
彦島ピラミッドから見た足立山の方向と重なる…との指摘がありますが、まさにその通りで
彦島の全ての存在は大きな一つの”システムの中で”関連し在っている…ということ
なのではないかと、今回の写真を見ながらつくづく思いました。…泰山。


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