泰山の古代遺跡探訪記---国内情報コーナー


写真集004;岡山;伊予部山の巨石

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泰山の古代遺跡探訪記
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岡山の町田一正さんからの情報提供です…

小生は素人の考古学フアンです。近くにある遺跡について書き述べます。
場所は岡山県総社市、高梁川の西岸に延びている伊予部山。標高100米にも満たない小山です。
遺跡の発掘調査が昭和41年に岡山大学の近藤教授の手で行われ、弥生時代の墳丘墓とわかりました。
この近藤教授は10年後に倉敷の盾築遺跡も発掘されました。

さて、本題の「ストーンサークルらしき遺跡を発見」のことですが近藤教授の発掘された現場近くの巨石群がどうも
磐座でストーンサークルの形体をしていると思います。発掘当時は藪で石の配置も意識しないと解からない
状態だったと思います。盾築遺跡の発掘直後でしたら学生らも問題意識を持ちストーンサークルでの調査対象となったと思います。
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いま、鬼ノ城の発掘調査で色々と新たな事実が浮かび考古学会では期待していると思います。

私は素人ですので感的感覚で行動します。伊予部山も「感」で何かあると感じています。
倉敷の盾築遺跡と同じように放射方位に立石の配置があります。
いまは信仰対象として立石に石仏を安置してあります。

この付近は渡来系秦氏の影響が強いところで、私は徐福一族が関係する(紀元前150年頃)渡来文化の臭いも感じます。


写真提供;岡山県真備町:町田一正さん



町田さん、貴重な写真をありがとうございます。総社は数年前に鬼ノ城に行った時に宿泊しましたので大変懐かしく思い出します。
この周辺は造山古墳、作山古墳、盾築古墳など著名な古墳が多くあり、また吉備津彦神社や鯉クイ神社など巨石に関係する神社もあります。
高梁川西岸の小山というのは国民宿舎雪舟荘の近くだと思いますが…ここに泊まりました…地名にも”秦”というのがありますね。
頂いた写真を見てすぐに思い出したのが、鬼ノ城頂上の温羅(ウラ)の碑付近の巨石群でした。
おそらく岩質や巨石の積み方などが鬼ノ城の巨石群にそっくりであると推測できます。勿論人工的な積み上げです。
同時に、頂いたマップの巨石配置です。こうした巨石の配置相関は岩屋岩陰遺跡を彷彿せずにはいられません。
直接見ていないので推測の域を出ませんが、おそらくこの伊予部山の巨石群は鬼ノ城やその他の周辺の巨石遺構との位置関係を示しているのと
同時に、”天体の観測施設”としての機能も持っているのではないでしょうか。近くに小型のピラミッド山があるのではないでしょうか。
そして夏至や冬至の日の出、日の入をこの巨石群で観測すれば、きっと何かが見えてくると思われます。
…泰山…


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