泰山の古代遺跡探訪記---国内情報コーナー

押戸ノ石

in Kumamoto Pref. /Oshito-no-Ishi



泰山の古代遺跡探訪記
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コンセプチュアル・シンボル
”創造のピラミッド” Gainendesign-Labo.


Copyright(C) 2003 byHidenori Minoda

広島県の蓑田さんからの情報提供です…

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広島県在住の蓑田さんから、熊本県阿蘇郡南小国町にある押戸ノ石の写真と説明文を送って頂きました。2003-5-10
    

 こんにちは。蓑田@広島です。
 五月連休に趣味の自転車に乗って、九州は阿蘇、九重と走って まいりました。

阿蘇の北外輪山、大観望から国道212号線で 小国方面へ下る途中、左手の方に、押戸ノ石(おしとのいし)という 小高い丘が見えてきます。頂上に並ぶ巨石の群れが国道からも 遠望されます。
今回、押戸ノ石まで登り、写真に収めてまいり ましたので報告します。

 国道から、何の案内も無い道に入り、途中から地道となる林道が 頂上直下まで伸びておりました。

 押戸ノ石の北側の麓より、頂上をみたのがFig.1です。黒い三角の 影は大きな木があるものとばかり思っていました。

Fig.2がズームで 写したものです。林道は押戸ノ石を南側にぐるりと廻りこみます。

 Fig.3は南側の麓から山頂を見たものです。

山頂には何十個もの 大小様々な岩が転がっているのですが、最も大きいと思われるのが Fig.4であり、Fig.1、2の岩です。

別の角度から見たのがFig.8、9です。 ピラミッドや男根を連想する形であり、
Fig.9の背後に薄く見えている 涌蓋山(小国富士)をかたどったかのようでもあります。

 この岩にはシュメール文字が刻まれているとありますが(Fig.5)、 私にはどこの部分か良く判りませんでした。
しかし、この尖り具合はおそらく 人の手によるものと感じられました。

その他の岩も含め、全て火山性のものと思われ、表面は粗く、穴が沢山開いています。
 岩の配置に関してですが、Fig.6のように飛び石の様に直線状に並ん でいるものがありました。

Fig.7や10の様に意味ありげな配置になっている部分も有ります。

 360度波打つ草原が広がっているのですが、押戸ノ石山頂の巨石群 のような丘は見当たりません。何とも不思議な地形でした。
 パノラマ写真や石の配置のスケッチや方角などを調査すれば良かった と後で思いましたが、このような風景、自然に出会えた満足感が一杯で そのような考えには及びませんでした。
あまり人が訪れず、写真で 見た英国の風景のような押戸ノ石周辺をまた訪れたいと思いました。

  


蓑田さん、広島世羅の明神山に続いて、すばらしい写真と説明文を送っていただき、ありがとうございました。

阿蘇周辺は行きましたが、押戸ノ石には残念ながらまだ行っておりませんでした。
以前から気になっていた巨石群です。

阿蘇の外輪山を北に抜けたところにある、久住連山に囲まれたところにあるのが この押戸ノ石巨石群ですね。

写真9の涌蓋山を見たときに、この丘陵上の巨石群の”図式”のようなものが 伝わってきました。
蓑田さんがおっしゃるように、二峰からなる”小国富士”に、この御神体石の 先端部分は模して加工されているように思います。

御神体石と涌蓋山を結ぶ東北ライン上に豊後富士の由布岳が乗ってきますね。

周辺の状況としてはなだらかな丘陵地帯の中に、押戸ノ石周辺のみに巨石群があるらしいので、
押戸ノ石がこの界隈のエネルギースポットになっているのではないでしょうか。

それにしても非常に雰囲気の良い、「其処に居たくなる」ようなよいところですね。

…泰山

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 写真01→国道212、阿蘇大観望から南小国の途中西側にぽつんと見える押戸ノ石。

---photo(C)-2003-by-Minoda Hidenori@ Hiroshima





 写真02→ズーム

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写真03→南側の麓から見た山頂

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写真04→山頂のピラミッド状大岩;御神体石。注連縄が張ってある。
蓑田さんの背丈の倍以上ある。

---photo(C)-2003-by-Minoda Hidenori@ Hiroshima





写真05→大岩の傍にある説明板

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写真06→山頂部の巨石の列石

---photo(C)-2003-by-Minoda Hidenori@ Hiroshima





 写真07→山頂部の巨石群1

---photo(C)-2003-by-Minoda Hidenori@ Hiroshima





 写真08→御神体石を横から見たところ

---photo(C)-2003-by-Minoda Hidenori@ Hiroshima





 写真09→御神体石の背景に聳える小国富士(or玖珠富士;くすふじ)こと涌蓋山(わいたさん)1500m
九重連峰西端の独立峰で、大小二峰からなっている。

---photo(C)-2003-by-Minoda Hidenori@ Hiroshima





 写真10→山頂部の巨石群2

---photo(C)-2003-by-Minoda Hidenori@ Hiroshima



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