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『泰山の古代遺跡探訪記』Topページ
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諏訪の地は信州、北陸、甲斐の大ゾーンで見る必要がある。
今回は諏訪大社4社、鳴石、尖石遺跡、金生遺跡、甲府周辺を廻って見た。
まず前編は、諏訪と万治の石仏である。位置関係を確認して頂きたい。

諏訪大社上社前宮本殿。八坂刀女姫(八坂刀売神)を祭る。

諏訪大社上社本宮本殿。武御名方富尊(建御名方神)を祭る。

諏訪大社下社秋宮本殿。八重事代主神を祭る。
右に聳えるのが御柱。

諏訪大社下社春宮本殿。武御名方富尊、八坂刀女姫を祭る。
左に見えるのが御柱。御柱は各社4本づつ、合計16本ある。
上社用の8本は八ヶ岳から、下社用8本は霧ヶ峰高原から切り出され人手で運ばれる。

上社前宮本殿後ろの第三の御柱の向こうに聖なる山、守屋山が聳える。
上社の前宮、本宮とも背後の守屋山を御神体山としている。
守屋山は後述する巨石から考えてもヒラミツトと考えられる。
守屋山の中腹から頂上にかけて、必ず祭祀的な巨石があるはずだ。
次回は必ず登頂してみたいと思う。
上社前宮の袖にあった、通称「大石様」。
後述する尖石遺跡の尖石に石質が似た古い石だ。
大きさは1m立方程度。その横にはメンヒルらしき石があり
コンクリートで土台を固めてあった。




万治石の正面。高さは台座石だけでも2m〜3mはある。

万治石を右側後方から見た所。
明らかに不自然な石仏であることがわかるはずだ。
頭を後から載せたことがよくわかると思う。
そして後方は無理矢理割られたのがわかるはずだ。
左側から見た頭部。おそらく心棒が入っており、
それで固定されていると考えられる。

後部。

台座の彫刻部分を真横から見たもの。
基本面は台座石の曲面そのものである。
そこを後から彫り込んだ様子が窺える。
重要な巨石を装飾するための技法である。
特に仏を掘れば、巨石よりも圧倒的に仏の
印象が強くなるからだ。但し、存続させるには
よい手段だ。デメリットはオリジナルな意味性が
時間を経るにつれわからなくなることだ。

サイドのきれいな曲面をみたところ。
これが左右両方に存在する。

頭部の拡大写真。
石質は台座と全く異なり、大谷石のような穴が
多くあるようなものだ。大谷石ではないと思うが
(大谷石は風雪に弱すぎる)どう見ても堆積岩に
見えた。しかも緑色を呈している。これに対し
台座は明らかに花崗岩であり堆積岩ではない。
色もかなり違う。実際にこの頭部を直接見ると
この頭部と石仏というコンセプトは台座巨石とは
別次元であることが実感される。

台座石に付着している微細なふじつぼのようなぶつぶつ。
古代巨石に良く見られる光景だ。かびなのか花崗岩の
風化なのかはわからなかった。ただし、頭部にはこの
現象が見られなかった。

万治石があるところのすぐ脇を川(神川?)が流れ、
それに囲まれるように下社の春宮がある。

万治石を分析するために写真のイメージ操作をしてみた。
これは正面ビューから頭部をとり、さらに正面の彫刻を
消してみたものである。オリジンはこういうかたちを
していたことだろう。

万治石の左側面ビューに人為的に削られたと
考えられる部分を足してみた。

上記の後方ビュー。
万治石のオリジンはかなり球体に近く、
しかも左右両面が人工的に曲面加工された
不思議な石であるようだ。こうした曲面は
はじめてみた。生石神社の石の宝殿のような
不思議な造形の魅力がある古代遺跡なのである。
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