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立石さまに呼ばれる

in Yamanashi Pref. being called by Tateishi


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甲府市から塩山に向かう。恵林寺方面への右折をそのままやり過ごし、道なりに山へ向かいます。 牧丘町を目指してクルマを転がすこと約20分。それらしきものが全く見えない不安に、ふと 西保中という村の片隅にクルマを止めて、近所のおばさんに私は聞きました。

「あのう、すいませんが、この当たりに立石様と呼ばれるものがあると聞いたんですが?」 おばさんが、間髪入れずに、そして苦笑いをしながら「この谷のちょうど向こうよ、ほらお社がみえるでしょ。」 とわたしの真後ろを指差します。ちょうど聞いたところに、”それがある”ってこと、よくありますよね。

だけど、そこに止まらずに、そしてそのおばさんがいなければ、この立石神社は90%はわからずじまいでしょう。 そんな辺鄙な小川沿いにこの立石神社はひっそりと佇んでいます。それは丁度、大石神社が背負う 帯那山の東方に位置する場所なのです。神秘と幽玄さの中にも明るさがある、立石さまを音楽と一緒に ご堪能ください。



立石神社の鳥居は2本の荒削りな石柱に注連縄が張られたものだ。 むしろ鳥居の原型ぽくって感じがいい。



早朝、立石神社を参拝していると、不思議な老人が山の中から降りてきた。 興味深い人物に邂逅する…これがわたしの探訪にはつきものなのである。 わたしが挨拶をしようとすると、その初老の紳士が先に声を掛けてきた。
岡清と名乗るその紳士は、この地区の前総代であったという。 岡さんに私の探訪の顛末を話すと、色々と教えてくれた。 岡さんは何と毎日のようにこの立石神社の裏手の山に登るそうだ。 そして、その裏手の山に実は凄い巨石があると言う。 岡さんは山の頂上付近の「秋葉神社」に参拝するのだそうだ。 さらにその奥には「大八島」なる巨石群があるという。
それからもうひとつ彼が教えてくれたこと、それは立石神社の鳥居が顔を向ける 方角に非常に重要な山があるというのだ。あとで調べたらそれは乾徳山であった。 この山は「心頭滅却すれば、火もまたおのずから涼し!」で有名な恵林寺の山でもある。 岡さんに会わなければ恐らく今回の取材は竜頭蛇尾で、立石神社裏手のメンヒルだけを 見るだけに終わったに違いない。



立石神社の裏側にある本殿のような社。 実際にはこの真後ろに高さ8mくらいの巨大な石柱; メンヒルが聳えており、それが御神体になっている。



後方に見えるのが巨大な石柱;これが立石さまだ! 地元では立石さまの前方に鎮座しているこの祠に種々祈願をするそうだ。



立石さまの横の道を登っていくと、お不動様(だったような気がする) があり、このあたりから巨石が累々と積み上げられていったような痕跡が見えてくる。



直径2〜3mはある巨石の天蓋を持つ祠。



さらに山中に分け入ると、亀石(かたちが似ていたのでそう名づけました)がある。



これが秋葉神社だ。岡さんはここにほぼ毎日詣でるとか。 秋葉神社の石碑が載っている土台は祭壇石のような平たい巨石。



秋葉神社近辺の巨石。



秋葉神社からいま少し上ったところにあった、さいころ型をした巨石。 1辺の長さが3mはある。奇妙なことにその一隅がきれいに直角に 切り削がれているような状況。



モアイ像のような巨大な人面岩。



大八島の一部を形成するのさしずめ”天岩戸”といった巨石の組み合わせ。



同じく大八島の一部の「大仏様」のような巨石。



大八島の中心的存在。巨石が組み合わされている。 立石神社のある牧丘地区は全体が岩石地帯で、小川の脇や山すそに 夥しい数の巨石が転がっている。 ただし、この立石神社とその裏手の山は巨石の規模が圧倒的に大きく しかも人工的に積んだだとしか思えない巨石配置になっている。



大八島から私自身の影を写したもの。 上半身が遠くの巨石に影を落としている。 その大きさがわかるでしょ。



中腹にあった、まるで「お餅」のような巨石。 これが立っている。鏡石かもしれない。 直径は3mくらいはある。



立石神社のご神体である立石さまを背後から撮影したもの。 写真ではその大きさや存在感がなかなか伝わらないと思うが、とにかく偉大だ。



立石さまの真下からてっぺんと隣の杉の木を撮影。 見上げるような巨大さである。10m近くあるようにもおもえたおもえた



立石神社から、岡さんの言っていた聖なる山を望む。この方向の聖なる山とは乾徳山(けんとくざん)になる。2010年追記



帰り際に立石神社駐車場からもう一度立石様と神社の社を撮影。 木立の中に隠れるように佇むのが立石さま。



小川を挟んで対岸から立石神社の一角を撮ったもの。 立石神社及びさきほど上った裏手の山全体が目立って 緑が濃いのである。巨石は樹木を育てるというが こういう光景を見るとなるほどそうだと頷いてしまう。


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