この特集は既に幾度かご紹介してきました岐阜県山岡町主催のイワクラサミットの企画の一環として計画された
山岡町の巨石群探訪記その1です。山岡町にはイワクラ文化研究会という組織があり山岡町周辺の巨石群をかなり
レベルの高い調査と考察をしながら探訪してきているそうです。その活動の中で発見されたいくつかの貴重な
巨石群を紹介します。地元の人たちでも容易には入れないような山中を鎌を片手に道を作りながら探索してきた
という山岡町の巨石群はなかなか見ごたえのあるものです。
山岡町には日本ピラミッド研究;とりわけ東北地方に在る
黒又山ピラミッドの詳細かつ科学的な研究で著名な鈴木旭氏もいくどか訪れており、巨石群の配置や形状等について
研究が進んでいるとのことでした。その結果、黒又ピラミッド理論と呼ばれる巨石の配置法則で説明の出来る巨石群が
確認されており、その配置は星座を模しているとも言われています。
また、地元の研究会では”巨石を造る”という
取り組みも行われていて、そうした発想や実際に”巨石づくり”にいそしむ活動に触れ、また別の感銘を受けた次第です。
”巨石が生まれる”という切り口は、岡山県の石生(いしぶ)、姫路の生石(おおしこ)などで、聞いたことのあるもの
ですが、それを現代において再現しようという発想は、いやいやなかなかのものではありませんか。恐れ入りました。
私なりの所感も含めて山岡町の巨石群をレポートします。皆さんもご一緒に考えてみてください。
1999泰山記
2010 高精細画像に置換え+補足